お風呂のリフォーム サイズ選びのポイントや各メーカーの特徴
仕事に家事に、何かと忙しい毎日。
ゆっくりお風呂に入って、一日の疲れをリセットしたいですよね。
ぬるめの入浴は、副交感神経が優位になって良い睡眠のためにも効果的です。
ところが
「タイルのお風呂はなかなか温まらない」
「目地や、壁・床の汚れは、日々の掃除では落とせないレベル…」
「浴槽と洗い場の高低差があって、転倒が心配」
など、リラックスできない状況のお風呂になっていませんか。
特に高齢者のヒートショックは避けたいものです。
「高齢の両親のためにバリアフリーにしたい」
「掃除が楽なお風呂ってあるのかな」
「足が伸ばせるお風呂に入りたい」
お風呂リフォームで、安心安全、きれいなお風呂にしたいという方へ。
浴室をリフォームする際に知っておきたいユニットバスのサイズや選び方のポイント、
各メーカーの特徴についてご紹介します。
サイズについて
まずユニットバスのサイズ表記の仕方について知っておきましょう。
ショールームへ行く際は、自宅のお風呂場の奥行と幅をあらかじめ測ってから行くことで、
サイズの合うお風呂に絞って、効率よく見学することができます。
【サイズの見方】
ユニットバスのサイズは「1616」や「1618」のように表記されています。
「1616」サイズの場合は「短辺160㎝、長辺160㎝」、
「1618」サイズの場合は「短辺160㎝、長辺180㎝」ということです。
また、「坪」で広さを表す場合もあり、
基本的に0.75坪、1坪、1.25坪、1.5坪の4タイプがあります。
広さをイメージするのに便利な表記です。
サイズ | 坪数 | 内法寸法(短辺×長辺) | その他 |
---|---|---|---|
1216 | 0.75坪 | 120㎝×160㎝ | マンション・戸建て共通 |
1217 | 120㎝×170㎝ | ||
1317 | 130㎝×170㎝ | ||
1616 | 1坪 | 160㎝×160㎝ | |
1717 | 170㎝×170㎝ | ||
1618 | 1.25坪 | 160㎝×180㎝ | |
1620 | 160㎝×200㎝ | ||
1624 | 1.5坪 | 160㎝×240㎝ | 戸建て用 |
1818 | 180㎝×280㎝ |
メーカーによっては変則的なサイズのものもあり、お風呂の外部をコンパクトにすることで
今よりも広々としたユニットバスを設置することも可能な場合があります。
また、タカラスタンダードの「ぴったりサイズシステムバス」なら、
間口・奥行きが2.5cm刻みでサイズオーダーができるので、
お風呂外部にスペースが余っていれば、無駄をなくし、今よりも広い浴室にすることも可能です。
ユニットバスの選び方のポイント
今のお風呂は、「寒い」「カビが発生しやすい」といった不満はありませんか?
最新のお風呂は、それらの悩みを解決してくれる機能も盛りだくさんです。
それぞれどのような点に注目すればいいのかご紹介していきましょう。
【掃除のしやすさ】
お風呂掃除は毎日のことなので、出来るだけ楽なほうが良いですよね。
掃除のしやすさは以下のような点で左右されます。
希望のメーカーには、どのような機能があるかを確認しましょう。
- 排水溝の掃除のしやすさ
- カウンターを取り外して洗うことができるか
- 自動洗浄機能がついているか
- 浴室ドアの掃除のしやすさ
【保温、省エネ性】
保温タイプや段差がある節水タイプの浴槽にすることで、光熱費と水道代が節約できます。
保温タイプの浴槽はお湯が冷めにくく、家族の入浴時間に差がある方におすすめです。
段差がある節水タイプの浴槽では、節水できるだけでなく半身浴がしやすい上に、
お子さんやお年寄りのいるご家庭では、入浴の際の事故防止にもつながります。
メーカー別・人気4社の特徴
ユニットバスのメーカーでも、人気の高い4社について、それぞれの特徴をご紹介します。
【クリナップ】
クリナップのユニットバスは高級感のある「アクリアバス」と
お求めやすい価格の「ユアシス」のがあります。
どちらも「高断熱浴槽」と「浴室まるごと保温」がついており、
浴槽内のお湯だけではなく浴室内を温かく保ちヒートショック対策にもなります。
フロアは、水に濡れると滑りにくくなる「足ピタフロア」を採用。
さらにアクリアバスの「サポートバー&シェルフ」は、
力を入れやすい形状で、握力の弱い方でも握りやすいように配慮しているので、
ご高齢の方でも安心して入浴することができます。
足ピタフロアは滑りにくいだけでなく、
フラットに近い楕円形状の凹凸パターンなので、スポンジがしっかり汚れに届きます。
さらに、硬度9Hという犬の爪にも負けない硬さなので、
普段のお手入れはスポンジで充分ですが、デッキブラシでゴシゴシ磨くこともできます。
また、壁パネルの目地は、カビが根を張りにくい「クリンパッキン」を採用。
カウンターが取り外し可能な「とってもクリンカウンター」に加え、
壁面の床を2cm立ち上げて丸みをもたせることにより、お手入れをしやすくするなど、
清掃性にはとても優れています。
【タカラスタンダード】
ホーローが特徴的なタカラスタンダード。
「プレデンシアプレミアム」「プレデンシア」「レラージュ」「レラージュライト」「エメロード」「ミーナ」など、
豊富なラインナップ。
どのタイプを選んでも壁はホーロークリーンパネル。
磁石がくっつくので、好きな場所に棚やフックを取り付けられてとても便利。
プレデンシアは最高級の「鋳物ホーロー浴槽」を採用。
熟練の職人が丹念に仕上げた厚みのあるガラス層。
硬度も高く、日常のお手入れで傷がつくことはありません。
いつまでも表面のなめらかさを保つので、汚れがつきにくく、ついた汚れも簡単に落とせます。
また、浴槽自体が蓄熱するので、お湯とのダブル温浴効果に。
体の芯までしっかりと温まります。
プレデンシア・レラージュ・エメロードは床がキープクリーンフロア。
頑丈で傷がつきにくい磁器タイルで、長年使用しても汚れが入り込まない。
硬めのブラシでゴシゴシこすっても大丈夫。とってもお掃除しやすいです。
また、30cm角の大判タイルは、天然石のような優雅なデザインで、浴室空間を上質に仕上げます。
完全受注生産なので、2.5㎝刻みで浴室の広さをオーダーメイドすることが可能。
浴室内の広さを無駄なく使うことができ広々としたお風呂へリフォームが可能です。
【LIXIL】
キレイサーモフロアは、基材層の上に微細な中空バルーンを含んだ独自の断熱層を重ねた構造によって、
足が床に触れたときに足裏から逃げる熱(熱流束値)を、従来の床に比べて約25%低減。
バスルームに入ったときに足裏に感じる「冷たさ」が感じにくくなります。
LIXILのユニットバスの特徴といえば掃除のしやすさ。
キレイサーモフロアは、特殊な表面処理加工を施し、皮脂汚れがつきにくく、落としやすくなっています。
また、スポンジが溝の奥まで届く床面状で、お風呂の床のお掃除の手間を減らします。
水はけがよく溝も浅いのでカビも生えにくくなっています。
掃除が面倒な排水口も、「くるりんポイ排水口」なら、
浴槽のお湯を排水するときに、排水口内にうずを発生させて毛髪やヌメリなどをキレイに洗浄。
その際に発生する「渦」の力で、排水口にたまった毛髪やごみをまとめて捨てやすくします。
お湯を抜くだけで、ゴミ捨てカンタン。お手入れがとても楽です。
また、アライズは「まる洗いカウンター」で、
カウンターをまるごと壁から取り外せるので、カウンター下もきれいにお掃除できます。
【TOTO】
TOTOのユニットバスには「サザナ」「シンラ」などがあります。
「ほっカラリ床」は、床の内側にクッション層を持っており、畳のようなやわらかさを実現。
同時に断熱材の役割も果たすので、冬場の一歩目もヒヤっとしません。
また、「気持ちいい」をとことん科学して生まれた、
入る人をやさしく包み込む「ゆるリラ浴槽」や、
浴槽を断熱材で包み込んだ魔法びんのような構造で、
お湯の温かさを保ってくれる「魔法びん浴槽」があります。
以上、お風呂のサイズの見方や選び方のポイント、
各メーカーのお風呂の特徴についてご紹介しました。
リフォームをして、あたたかくキレイなお風呂で一日の疲れをゆっくりと癒してくださいね。
私たちリフォームオハラでは、長年のリフォームの実績と経験を生かし、
リフォームでご家族が幸せになる生活を目指しております。
10年後も安心して住めるお家のリフォームをご提案させて頂いておりますので、
ぜひ一度お気軽にご相談下さい。