高さやレイアウトはどう決める?システムキッチンの選び方
「電化製品を買い替えて、動線が悪くなった」
「シンクや調理台が狭くて料理がしづらい」
「食洗器付きのシステムキッチンにしたい」
など、5年、10年と使い続けていると、不便を感じるようになりますよね。
毎日使うキッチンだから、家事が楽になって、楽しくお料理ができるようにしたいものです。
ここでは、システムキッチンを選ぶ時に、気をつけていただきたいことをお伝えします。
チェックポイントは、
①ワークトップの高さ
②レイアウトの種類
③IHクッキングヒーターとガスコンロ、どちらを選ぶ?
の3つです。
それぞれどのように選べばいいのかを見ていきましょう。
ワークトップの高さを決める時のポイント
家事の中でも食事に関わることに費やす時間が一番長いと言われています。
そのため、ワークトップの高さ(システムキッチンの高さ)が合っていないと、
作業がしづらくストレスが増したり、肩こりや腰痛の原因となってしまうこともあります。
ワークトップの高さは「身長÷2+5cm」を基準にして考えると良いでしょう。
一般的に80㎝、85㎝、90㎝の3種類があります(※)。
ご自身の身長に合わせた高さのものを選ぶようにしましょう。
※タカラは上記の他に82㎝/85㎝/90㎝、リクシルはさらに小刻みに高さを選べるシリーズもあります。
また、日頃からスリッパやキッチンマットを使っている方は
その高さ分を身長にプラスして考えるようにしましょう。
【80㎝】
身長150㎝以下の方におすすめの高さです。
ワークトップの高さの主流は85㎝ですから、少し低めのキッチンとなります。
今まで高めのキッチンで肩こりなどのお悩みがある場合には、80㎝を選んでもいいかもしれません。
【85㎝】
身長155㎝前後の方におすすめの高さです。
もっとも多くの住宅に取り付けられている高さですので、
現在もこの高さのキッチンを使用されている方も多いのではないでしょうか。
身長150㎝~154㎝の方でも、厚底のスリッパをはく方はこの高さがおすすめです。
【90㎝】
身長160㎝以上の方におすすめの高さです。
高身長の方、また、男性が使用しても使いやすい高さのため、
ご夫婦でキッチンを利用されるご家庭には、使い勝手の良い高さといえるでしょう。
どんなレイアウトがある?(I型、II型、U型L型アイランド型)
キッチンのレイアウトによっても使いやすさは変わってきます。
壁に向かって料理をするほうが集中できてよいという声や、
子どもがお手伝いをしやすいキッチンにしたい、
家族の顔が見える位置で料理をしたいという意見も。
使いやすさだけではなく、家族との関わり方も考えていきたいですね。
一般的なI型から、開放的なアイランド型までご紹介します。
【I型】
シンク、作業スペース、コンロが1列に配置された最も一般的な形です。
価格が比較的安価でシンクからコンロがコンパクトにまとまっているので、
あまり広さのないキッチンにも設置できる人気のタイプです。
その分、作業スペースが狭いことが難点ですが、効率的に家事を進められるとも言えるでしょう。
【II型】
調理カウンターを2列に分けたキッチン型です。
作業スペースを広くとれるのがメリットで、シンクやコンロの幅をそれぞれ広くとりたい方にもおすすめ。
2列の幅は、狭すぎると使いづらく、広すぎても作業効率が悪くなってしまいます。
80cmを目安に、家族構成や使い方を考慮して決めるようにしましょう。
【U型】
U字型キッチンは「コの字」のような形のキッチンです。
広々とした作業スペースを確保できる上に、収納もたっぷりとつけることができます。
設置の費用が高くなることと広いスペースが必要ですが、料理好きの方におすすめのレイアウトです。
【L型】
L字型キッチンは文字通り「L字」の形になっているキッチンです。
U字型キッチンよりも省スペースで設置でき、かつ、作業スペースも十分確保できます。
複数人で料理するときにも十分なスペースがあり、集まってパーティーをする方にもおすすめのレイアウトです。
【アイランド型】
アイランド型キッチンは、壁から離して「島(アイランド)」のように置かれるキッチンです。
キッチンの周りをグルっと回れるので、大人数で料理をされるご家庭では、動線の効率がグンとよくなります。
また、キッチン全体をインテリアの一部として演出できるため、LDKの空間を、とにかくスタイリッシュにしたいという方にもおすすめです。
ただし、アイランドキッチンは、どうしても周囲の油汚れや水はねが気になるところです。
リフォームの際は、床も一緒に汚れにくいものにすることでお掃除の手間が省けます。
ガスコンロとIH、どっちがいいの?(使い勝手や良い点・難点など)
次に、ガスコンロとIH、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
【ガスコンロ】
メリット
- 火元から離し鍋を振って調理可能
- IH対応の調理器具を買わなくても良い(ガス火専用のもののほうが安価)
- 高火力で使用することができる
デメリット
- 掃除がしにくい
- コンロ周りが暑くなりやすい
- 火災の危険性がある
【IH】
メリット
- 掃除がしやすい
- 火災の心配がない
- 換気扇が汚れにくい
デメリット
- IH対応の調理器具を選ぶ必要がある(オールメタルを選ぶ選択肢もあり)
- 同時に強火を使うとブレーカーが落ちてしまう可能性がある
- 天板が熱いことに気づかずやけどの恐れがある
IHクッキングヒーターにしたいという方が増えてきましたが、
オール電化にしたほうがいいか?光熱費はどうなるのか?というお悩みも。
買ってから失敗だったと思わないためにも、購入前に、疑問は解消しておきましょう。
以上、ワークトップの高さ、レイアウト、ガスコンロとIHの特徴についてご紹介しました。
使いやすく料理が楽しくなるよう、それぞれご自身に合ったものを選んでくださいね!
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